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用語集

GLOSSARY

変容学習

世界の見方を変えるための学習のこと。

人々が学習するのは、正しい思考を持ったり正しい行動を取ったりするためである。ところが人生経験を積むと、ものの見方や感じ方、考え方が固定化してしまう。これを準拠枠という。準拠枠が確定してしまった人がいくら新しいことを学習しても、従来のものの見方でしか世界を見ることができない。枠の外に出ることができないイメージである。

チームのなかに準拠枠が強固なメンバーがいると、リーダーが新しい方針を打ち出しても、その者はそれに従わない可能性がある。それではそのチームは目的を達成できない。この場合、準拠枠が強固なメンバーに変容学習をすすめると、ものの見方が変わって新方針に賛同することが期待できる。

変容学習を応用した指導や研修では、対象者に「考えさせる」ようにする。なぜなら、人は自ら考えて、その結果として「従来の方法では効果が出づらい、やはりこうしなければならない」といった答えを出さないと、変わることができないからだ。

通常の指導や研修では「教える」ことを重視するが、それでは準拠枠が強固な者はものの見方を変えないだろう。

現代のビジネスシーンで使われている変容学習は、アメリカの教育学者、J.メジローが提唱した変容的学習論がベースになっている。

この記事の監修・筆者

志水 浩 株式会社新経営サービス 専務執行役員
志水 浩
組織開発・教育研修コンサルタントして30年以上のキャリアを有し、上場企業から中小企業まで幅広い企業の支援を実施中。また、研修・コンサルティングのリピート率は85%以上を誇り、顧客企業・受講生からの信頼は厚い。 管理者に対する、成果性の高い人材開発プログラム「パフォーマンス向上プログラム」の開発責任者。

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